« 前   TOP  次 »

2020年01月31日

まほろば紀行 永六輔氏と行く検証の旅『三輪山へ登る④』

 ロケが終わって丁度お昼刻。名物の三輪素麺のお店へ参りました。


 さすがにおいしかったですね。しかし私は、永さんが滅法な麺類好きということを発見しました。“冷やし”と“かけ”と二つ召し上がっていましたが、

「永さん。そう言えば、朝、ホテルで“お山で昼食だから、朝食はパン一切れにしておこう”と言っておられましたね」

「そうなんですよ。三輪山へ来る楽しみはこれだったんです(笑)」

 満面笑顔の永さんは、柿の葉ずしもつづけて堪能しておられました。

 旅先では連日、良い天気に恵まれたことにホッとしながら、帰途、駅へ向かう車に乗りましたが、ふと振り返る三輪山の雄大さにはやはり力がありました。
 この山にも国づくりのドラマがあったことを、山の辺の道の幽玄さや、巨木・古木が物語っているようで、その風景を思い浮かべてこんな俳句が生まれました。

  山の辺の落ち葉ひとつも物語
  山の辺の道に一刻(ひととき)片時雨

俳号・北桃子(ほくとうし)の三波春夫の俳句2首で、山野辺の道の景色を思い描いていただけましたでしょうか。
素麺につきましては、屋外の席でスタッフの皆さんと共に、美味しくいただいたのでした。

さて、次回からは大物主尊(おおものぬしのみこと)のお話です。
また来週金曜日に更新いたします。