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2019年08月02日

まほろば紀行 永六輔氏と行く検証の旅『憲法を定めし太子偲びつつ 旅に嬉しや友の笑顔よ』③

 それから半月ほど後、製作担当のテレビマンユニオンのスタッフと打ち合わせをし、彼らはロケハンに飛び、そして出発は十一月四日朝、のぞみ号で京都へ。そこには九州から入った永さんがニコニコと待っていました。


 「三波さん、お疲れさまです」

 と、明るくて思いやり深い言葉が嬉しい。
 「どうぞよろしく。天気予報によると、旅の三日間ピーカンのようですね」

「そう、相性がいいんですから。ハッハッハ......」 

 近鉄特急に乗って西大寺駅で下車。まほろばの里へ入りました。
 昼食の席でも永さんは、プロデューサーの村田さんや、チーフディレクターの大貫さんとの打ち合わせで、実に的確に、この場合はこう、それができない場合はこれ、と進めていきます。
 永さんは、ゼネラルプロデューサーなんだなあと感心していたら、そこへ一陣の風が舞い込むように来てくださったお方がありました。奈良市長の大川靖則氏です。

 「ようこそおいでになりました。先日は三ヶ所も施設を慰問してくださってありがとうございました。これは正倉院御物を模した記念の文鎮です。歴史探求の旅が素晴らしいものとなりますように」

どんなファッションで旅をしていたかといいますと、永六輔さんは“刺し子”のジャケットに帆布のバッグ、三波はセーター姿でした。

どちらも旅の名人。いよいよ旅が始まります。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。