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2018年12月07日

日本の鉄のふるさと② 

 さて、これから先はどうしよう。貿易をやっている人に聞いたら、出雲国を始め日本の本州は樹木が茂り、しかも雨の量が多く高温多湿の土地だから、伐採しても木の復元力が早く三十年で成木となる。


『そんなにいい所か。われわれの製鉄技術を彼の国で見せてやろうぞ。俺について来い』と言った男がいました。

 お断りしますが、その男がヤマタノオロチであったかどうかは分かりません。とにかく、リーダーの先見の明のもと、集団はこうして日本をめざして出航したのだと思います。

 福井県の若狭湾に上陸した一団は、山を越え、川を渡り、野を走り、やがて出雲国で鉄鉱石を見つけました。更に嬉しや、”砂鉄”があったのです。この道すじは、古事記の中に書いてある「蛇」そのままです。しかし、大蛇が鉄鉱石を求めて山を越え、谷を渡り、などするわけがありません。

オロチの道すじと同じだなんて、おもしろいですね。

この続きはまた、来週金曜日に更新いたします。