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2018年06月01日

先代旧事本紀大成経――とは何か③

 しかし、この大成経は百年後の『日本書紀』『古事記』作成の原本とも言える参考書であったのは間違いないと思われ、写本は、各地の名家や豪族、神社の奥深くに秘蔵書として大切にされてきました。


 おもしろいことに、この本を読んで勉強した人物の名が、寺の記録や『太平記』に記されていました。
 有名な「菅原道真」は福岡の大宰府へ左遷される前に、また「楠木正成」は住吉・天王寺の秘本を元弘二年(一三三三年)八月五日から読み始めたとあります。

三波春夫の生まれた家は、村の本屋さんでした。(少々の瀬戸物も置いていたり、印刷の請負もしていたそうです)
その影響もあってか、歴史を題材とした歌を書く為もあったりで、読書を欠かさない暮らしぶりでした。
インタビューなどで読書について語るとき、「男の顔は、3日、本を読まないと、すすける、というそうですよ」と毎度言っておりました。笑。そして、「浅はかな、詰まらぬ本を読んだりすると、その本を放り投げたくなりますね」と…。過激…。
本、というものを大事に考える人でした。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。