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2018年04月13日

聖徳太子憲法を読む 籠の品道 釈氏憲法  第十六条⑤

籠の品道 釈氏憲法  第十六条⑤

《三波春夫の解説》
 この原田学説に納得してしまうのは、地上に物質が豊かな暖期と、稔りの悪い寒冷期とでは人間の心のあり方に違いがあるのは当然であろうと思うからです。寒冷期なればこそ宗教が人を救う役目を果たしたのでしょう。 


 ちなみに徳川二百八十年は寒冷期で、農民一撲は千六百件も起き、悲惨な歴史を刻んでいます。やがて明治の志士たちが南から東へ向かって攻め上がり、明治政府の誕生となりましたが、その十五年ほど前から地球は温暖期となっていたそうです。

 そして現在まで続くのですが、物が豊かな時代の人間の利己主義も、やがて寒冷期となったときに情勢は厳しい方向へ変わってゆくのでしょう。石油資源もあと百年くらいという数字が出ていますが……。

 さて、千四百年前の勅語ともいうべき太子憲法。誤りなくお伝えするつもりでも解釈に間違いがあるかもしれません。

 しかし、どのように読んで考えてくださったかに私は期待しております。期待するなんて、思い上がった言い方ですが、聖徳太子という偉大なお方を、この本を通じてお話しできたことをありがたく思っております。

 太子憲法の解説も、今回で終わりです。
 次回からは、『隠された古代日本史』と題して、三波論説が続きます!

 ではまた、来週金曜日に更新いたします。