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2018年04月06日

聖徳太子憲法を読む 鼎の法道 釈氏憲法 第十七条④

鼎の法道 釈氏憲法 第十七条④

 そこで、三聖人が生まれ人々を導く法を説いた時代を見てみると、釈迦や孔子の時代は大寒冷期、キリストの時代も大寒冷期にあたっていて、大勢の人々が食べる物がなく寒さに震えているような時代でした。社会全体も音立てて軋むほど揺れていたと思われます。


 そこで先ず釈迦は、衆生済度(みんなをたすける)のために諦観(悟って限度を識る)を主体として学問を述べ、自分を救うのは自分であると教えられました。

 孔子と釈迦は十二歳違いですが、釈迦の活動は若くして始まっていたので、孔子は充分にその哲学を勉強されたということです。釈迦もまた、孔子の活動に注目していました。

 一方、キリストはその御生涯を人々のために捧げ、迫害されたユダヤ人の尊厳と人間愛を叫びつづけ、ローマ帝国の王のために磔の刑を受けて天界に昇られたのですが、あとは皆様よく御存じの通りです。

 三波春夫は“歴史”を観るときに、当然のことながら、人が生きた姿、生きた日々としてとらえました。
 そういう観点から、三聖人を素直に描いている文章だと思います。特に釈迦が、「自分を救うのは自分」とおっしゃったと書いているところに着目してしまいます。
 三波春夫の信条も、神仏は“敬って、恃まず(うやまって たのまず)”でした。

 ではまた、来週金曜日に更新いたします。