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2018年01月26日

聖徳太子憲法を読む 車の司道 釈氏憲法 第十ニ条

車の司道 釈氏憲法 第十ニ条

『小乗は神天を卑めて沙彌よりも輕んじ、
大乗は高地を知りて菩薩を貴ぶなり。
吾國は神國なり佛の本神あり、佛の蹟に神ましますなり。
小乗にては國を理ること能わず、
唯、大乗に學び専ら神明を貴ぶべし。 』


《読み方》
しょうじょうは しんてんを いやしめて しゃみ よりも 軽んじ、
だいじょうは こうじを さとりて 菩薩を とうとぶなり。
わが国は しんこく なり ほとけの もとつかみ あり、ほとけの あとに 神ましますなり。
しょうじょう にては 国を おさむること あたわず、
ただ、だいじょうに 学び もっぱら しんめいを とうとぶべし。

《訳》
 小乗経は、神天を卑しめて沙弥よりも軽んずる。大乗経は、高みをさとって菩薩を貴ぶ。わが国は神国であるから、仏の本の神があり、また仏の跡の神がある。小乗はわが国の理に適しない。ただ大乗を学んで、もっぱら神明を貴ぶべきである。

《三波春夫の解説》
“神天を卑しめ沙弥よりも軽んじる小乗では国を治めることはできない。大乗の教えを学んでもっぱら神明を貴ぶように”
 仏教は優れた哲学であるが、神を卑しめるような教えは学ぶ必要がないということです。

沙弥というのは、仏門に入って正式の僧になるために修業中の人、のことだそうです。

ではまた、来週金曜日に更新いたします!