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2017年10月13日

聖徳太子憲法を読む 斗の順道 釈氏憲法 第二条

斗の順道 釈氏憲法 第二条

『釋典は三國を通じて宗ぶ、百機の歸すべき極みなり。
賢者は賢にして覺道を宗び、愚者は愚として因果を畏る。
政道を説かずして導き、萬機を治めずして正す。
故に諸國の諸王たちは之を敬う。其の興廢は僧道にあり。
僧者、道を廢る則は佛法の理を失う、僧もまた自ら亡ぶ。』


《読み方》
しゃくてんは さんごくを 通じて とうとぶ、すべての きすべき 極みなり。
賢者は けんにして さとりを とうとび、愚者は ぐとして 因果を おそる。
まつりごとを 説かずして 導き、ばんきを おさめずして ただす。
ゆえに 諸国の きみたちには これを うやまう。
その こうはいは そうのふるまい にあり。
僧たち、道をすつる ときは 仏法の りを 失う、僧もまた みずから ほろぶ。

《訳》
 仏典は三国(日本、中国、印度)を通じて尊ぶところで、すべてのものが帰するところである。賢者は賢にして覚道を尊び、愚者は愚にして因果を恐れる。 説かなくとも政道を導き、治めなくともすべて機を正しくする。 ゆえに諸国の諸王はこれを敬うのである。しかし、その興廃は僧道のいかんにある。僧たるものが道を捨てれば、仏法は理を失い、そして僧もまた滅びる。

《三波春夫の解説》
”政治に関わらないからこそ、諸国の王は仏教を敬うのである。 それを忘れ、僧が道を外れるときは仏法の理を失い、僧も自ら亡ぶぞ”と、釈氏が政治に関与することを戒めておられます

お坊様は政治に関わらないように、でございますね。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。