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2017年08月25日

聖徳太子憲法を読む 水の時道 神職憲法 第十五条

水の時道 神職憲法 第十五条

『天皇は神明を崇めて、神戸を置き祭田を置くなり。
然るに神官神田を斂めて神に拝かず。以て朝に事えず。
神に事えず。専ら食み専ら費す。
名づけて盗巫となす、神に事えるを停めよ。』


《読み方》
みかどは しんめいを あがめて、かんべを 置き さいでんを 置くなり。
しかるに かんづかさ かんでんを おさめて 神に ぬかずかず。
もって みかどに つかえず。
神に つかえず。
もっぱら はみ もっぱら ついやす。
名づけて ぬすみほうり と なす、神に つかえるを やめよ。

《訳》
 天皇は神明を」宗めたまい、神戸(かんべ=社領の家屋)をおき、また祭田(いつきしろ=社領の田地)をおかれた。しかるに、神田からの収穫を私しながら毎朝の神拝を怠り、もっぱら神物を食い費やす神宮は、盗巫(とうふ=盗人のかんなぎ)という。このような者は、神に仕えることをやめよ。

《三波春夫の解説》
 神社には神にお供えする米を作る神田があり、神職がその管理を行っていました。しかし、中には不心得な神官がいたのでしょう。”神官のくせに神に仕えず、もっぱら神田の米を食べ費やす。このような輩は盗巫である。神に仕えるのをやめよ”と、太子の厳しいお言葉が記されています。

家庭菜園じゃないんですものね…。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。