« 前   TOP  次 »

2017年07月07日

聖徳太子憲法を読む 車の司道 神職憲法 第十二条

車の司道 神職憲法 第十二条

『宗廟は大連これに事えよ。
大社は大徳小徳、大仁小仁。
國社は大仁小仁、大禮小禮。
総ての大神、大祠に階なき神官之に事えざれ。
階なくして之に事は是れ神を輕るなり。
國の災い必ず起こり社禝穏かならず。』


《読み方》
みたまやは おおむらじ これに つかえよ。
おおやしろは だいとく しょうとく、だいじん しょうじん。
くにやしろは だいじん しょうじん、だいらい しょうらい。
すべてのおおみがみ、おおほこらに くらいなき かみづかさ これに つかえざれ。
くらい なくして これに つかえるは これ かみを かろんずるなり。
国の災い、必ず起こり くに いえ おだやかならず。

《訳》
 宗廟(祖先のおたまや)は大連が仕え、大社は大徳、小徳、大仁、小仁、国社は大仁、小仁、大礼、小礼、これに仕え、位階のない神官は仕えてはならない。階なくして仕えるのは、神を軽んずるものであって、国の災いが必ず起こり、社稷は穏やかでない。

《解説》
冠位十二階 六〇三年に定められた位階制。徳・仁・礼・信・義・智を、それぞれ大小に分けて十二階とし、色の異なる冠を授けた。

《三波春夫の解説》
 この条に大徳・小徳、大仁・小仁という言葉がありますが、 太子が憲法発布の一年前に定めた十二階の冠位の名称で、大徳 の位は最高位のものです。
 位や勲等は、官僚と政治家に対して、太子が信賞必罰の意味をもって定めたものです。

「官僚と政治家に対して、太子が信賞必罰の意味をもって定めたもの」…。
信賞ヒツバツ。ここでございます、ね。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。