« 前   TOP  次 »

2017年06月09日

聖徳太子憲法を読む 契の信道 神職憲法 第八条

契の信道 神職憲法 第八条

『神事を説くは文に如うべし。事を演るに義解を以てせざれ、
神代は正直の時なり。史を造るに文に義を含むことを為さず、
後生は異典に効いて義解を發す理曾は神文をして異文と成し、
寓説と造言は免れず』


《読み方》
かみごとを 説くは つたえに したがうべし。
ことを のぶるに えてかってを もってせざれ、かみよは 正直の時なり。
しを 造るに 文に 義を含むことを なさず、のちのちは ことなるふみに ならいて がけんを おこす こじつけは しんもんをして いぶんとなり、かこつけと つくりごとは まぬがれず。

《訳》
 神事を説くときは、古来の記録のようにせよ。事を演(のぶ)るには、義解するなかれ。神代は正直の世代で、史(ふみ)を作るのに含み義(あや)の文は用いない。後世、異国の典籍にならって義解すると、神文をして異文にしてしまう。かくして寓説、造言にしてしまう。

《三波春夫の解説》
 日本人の信仰は英雄崇拝の純粋な心から出発をしているのです。そのため、第八条では"神職たちよ、自分よがりの妄言をはくな"と釘をさしてあります。
 更に"布教活動に事寄せて、信者の不幸を種にして金儲けを企む奴は神罰が降りるぞ"と厳しいですね。

条文を読んで思いつく言葉は、「虎の威を借るキツネ」。
世の中に、たくさんいらっしゃいます、ね。
私、三波春夫のマネージャーとして傍で仕事をしているときに、
それになったらイカン、と、心掛けました。苦笑。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。