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2017年03月31日

聖徳太子憲法を読む 琴の和道 神職憲法 第一条

琴の和道 神職憲法 第一条

『神道は三才の本にして、萬法の根なり。
宗源は天地を成し、齋元は日祚を立て、霊宗は心姓を明かにす。
三部の道はーなるも施を異にし、之を以て體となす。
大社は天下を衛り、國社は國家を護り、懸社は群民を守る。
三社は風雨を領し禍福を掌る。之を以て用となし、
體用は其の治をーにして、吾國の基となす。
祭るに禮を以てし、祈るに理を以てし、事るに信を以てす。
則ち神我、一に和す道は茲にあり。』


《読み方》
しんとうは みつのみちの もとにして、ばんぽうの つかね なり。
しゅうげんは 天地をなし、さいげんは にっそを立て、れいそうは しんしょうを あきらかにす。
このみつのもと の 道は ひとつ なるも せを ことにし、これを 以って たいと なす。
おおやしろは 天下をまもり、こくしゃは 国家をまもり、けんしゃは ぐんみんを 守る。
このさんしゃは 風雨を りょうし かふくを つかさどる。
これを 以って はたらきと なし、
たいよう は その おさめを ひとつにして、わが国の もとと なす。
祭るに れいを 以ってし、祈るに りを 以ってし、つとむるに しんを 以ってす。
すなわち しんが、ひとつに 和す道は ここに あり。

《訳》
神道は三才(天地人)のもと、万法の根源である。宗源は天地をなし、斎元は日祚を立て、霊宗は心性を明らかにし、三部は道を一にし、施しを異にし、これをもって体とする。大社は天下を衛(まも)り、国社は国家を護(まも)り、県社は群民を守り、この三社は風雨を領し、禍福を掌る。これをもって用とする。体と用とはその治をーにして、わが国の基となるのである。そこで、祭るには礼をもってし、祈るには理をもってし、 つとめるには信をもってすれば、 神と我とがーつに和して、ここに道があるのである。

《三波春夫の解説》
 宗源と書かれたのは、天地、宇宙の大自然の偉大さを
言っておられます。
 斎元とは国家体制の根本を斉(ととのえる)という意味で、日祚とあるのは国の中心に立つ天皇を指してい ます。
 霊宗とは、 日本建国のためにお働きになった神々の御魂をいいます。
 そして、大社・国社・県社と区別してあるのは、それぞれの神が残された御事跡は国家的、社会的、そして地域的規模で大きな指導力を表された神々という意味であると思われます。
 この条文では特に、 ”祈るに理をもってせよ” 、ここが最も大事ではないかと思うのです。形式だけの祈りでは、意味がないということですね。また ”神の心像を明らかにせよ” とあるのは神官たちに間いかけた太子の永遠の課題であり、真理ではないでしょうか。

全国にたくさんいらっしゃる神職の方々には、この太子憲法をあらためて深く読み込んで頂ければ、またよろしいかと存じました!!

ではまた、来週金曜日に更新いたします。