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2017年03月24日

聖徳太子憲法を読む 神職憲法十七条②

神職憲法十七条②

 ところで、一万年前の人骨を調べたデータをみますと、日本人は三十歳以上生きた人はいないそうです。その頃の人々は生きていることの厳しい条件に耐えねばなりませんでした。想像を絶するものだったでしょう。静かな朝が来て、輝き昇る太陽に手を合わせ、拍手打って今日の無事を願い、タ陽に感謝の祈りを捧げたのは自然の形でした。


 我以外の大きな力。それは山河であり海であり、大地の幸に感謝し、山の猟、海の漁に無事であれかしと祈った古代人の姿。生まれる喜びと死の冷酷さ。病気の怖さ。そのときにも人々は神に祈り、神のお声を聞きたいと思ったでしょう。やがて神の降臨する社を建てて神の在所を造り、ひざまずいたことでしょう。先祖たちは八百万の神々のために神社をたくさん造りました。

 「日本の神道は言あげをせず」つまり、何の戒もなく教学もなく、その代わりに誰でも参拝することが可能な形となりました。キリスト教の絶対唯一神(ゴッド)とは全く違うのが日本の神様です。

 太子は神官に、神に仕えて大衆のために祈り皆の幸せを守ってくれるよう、怠りなく精進をしてもらいたいと、十七の条文を書き上げたのだと思います。

日本のもともとの神道は、宗教ではない、理屈なく自然に仰ぐ、ということなのでしょうね。
次回から条文のご紹介です。

また来週、金曜日に更新いたします。