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2017年02月03日

聖徳太子憲法を読む 天の公道 儒士憲法 第十四条

天の公道 儒士憲法 第十四条

『學を為す者は須らく先儒に學んで後儒に依らざるべし。
先儒は鬼人に見えて黄泉を知る。これ古史の載する所なり、
故に人は伏って逸ならず、吾が神に背かず。
然るに後儒は鬼を歸と曾わせ野土と謂い、神を申すと解き空虚と言う、
未だ歸極の鬼と申と元神を察かにせず。
しかも大いに鬼魂冥府を發く。ああ、唯古史を破るのみに非ず。
天有を破り、人極を破り、鎭實を破り、政元を破る。
是れら傍に排けて政を顧みざるなり。』


《読み方》
学をなす者は すべからく せんじゅに 学んで こうじゅに よらざるべし。
せんじゅは きじんに まみえて よみのくにを 知る。
これ こしの のする ところなり、
ゆえに 人は したがって きままならず、わが神に そむかず。
しかるに こうじゅは きを きと 合わせ やくたたずと いい、
神を 申すと とき 空虚と言う、
いまだ きごくの きと しんと もとのかみを つまびらかに せず。
しかも 大いに きこんめいふを あばく。
ああ、ただ こしを やぶるのみに あらず。
てんうを 破り、じんきょくを 破り、ちんじつを 破り、せいげんを 破る。
これら わがくにをかたわらに しりぞけて まつりごとを かえりみせざる なり。

《訳》
 学問をなす者は、すべからく先儒を学んで、後儒によらぬようにせよ。先儒は鬼神を見、黄泉を知る。これは古史にも今の記録にも載るところであるから、人はこれに従って放逸とならず、わが神道にも背かない。しかるに後儒は、鬼は空に帰し、泉は元来水であるといって、大いに鬼神を払い除いて破るのである。ただ古史のよい説を破るばかりでなく、天有の大理を破り、人世の極事を破り、神の実(みち)を破り、政治の元を破るのである。これは神仏を排して、政治を顧みないものだ。

《三波春夫の解説》
 ”儒の学問を学ぶ者は、必ず先儒を学び、後儒に頼らぬようにせよ”とあります。
 先儒とは孔子、孟子、老子のこと。儒学の基礎を築いた聖人たちのことです。

「もともと」のもの、が、そのままに伝わるのは、とても難しいと思います。条文の大きなテーマから、急にワタクシゴトになりますが、私が『三波春夫』を皆様にお伝えする仕事をする上でも、よくそう思うのです。お伝えする機会ごとに、許される範囲で私が監修させて頂くのは、ウソやマチガイが伝わってゆくのを防ぐためです。ですから、三波春夫の歌藝を知って頂くために働いて貰っている「ハルオロイド・ミナミ」の歌についても、エクシングのスタッフと、テイチクの三波春夫担当のディレクターと私で、『三波春夫』を伝達出来るクオリティーにこだわって、制作しております。しかし、これも時間が限られたことでございますが…。
どんなことでも、改ざんされる以前のものに触れ、知っていくべきだと実感します。

そして、関連させてお知らせします!
三波春夫の「長編歌謡浪曲」を歌い継いでくださるので、私もアドバイスさせて頂いている歌い手さんが、5日夜のNHKBSプレミアム「新・BSにっぽんの歌」で、「長編歌謡浪曲 元禄名槍譜 俵星玄蕃」をフルサイズで歌われます。
ぜひ、ご覧ください!!

ではまた、来週金曜日に更新いたします。