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2016年12月16日

聖徳太子憲法を読む 龍の謙道 儒士憲法 第九条

龍の謙道 儒士憲法 第九条

『儒士は湯武を以て聖となし師となす。
異國は理を尊ぶが故に咎なくも、吾國に臨みてはこれ齋元の
罪人なり。齋元の法を尊び、君の理を立てざるときは、
寶祚を危うくし以て天をも亡ぽすに當るなり。』


《読み方》
儒士は とうぶを もって ひじりとなし しとなす。
異国は 理を尊ぶが ゆえに とがなくも、わがくにに のぞみては これ わがくにの 罪人なり。
いみつもとの ほうを 尊び、みかどの ことわりを 立ざるときは、あまつひつぎを あやうくし もって 天をも ほろぼすに 当たるなり。

《訳》
 儒を学ぶものは、殷の湯王、周の武王を聖人とし、万世の師とするが、異国においては理を尊ぶがゆえに、下が上を討っても咎はない。しかしながら、わが国にあっては、このようなものは斎元の罪人である。斎元は天統を尊ばず、かかる人の理を立てないときは、宝祚を危くして、天を滅ぼすに当たる。

《三波春夫の解説》
 ”儒士といえども、わが国の法を尊び、天皇を立てるように。 そうしなければ国を危うくするぞ” 儒学の教えと、わが国の文化の違いを知った上で、なおかつ ”儒学を学べ” とおっしゃった太子の苦労がしのばれます。

国の文化の違いは、永遠に課題ですね。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。