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2016年08月05日

聖徳太子憲法を読む 龍の品道 政家憲法 第十六条①

龍の品道 政家憲法 第十六条①

『兆民は政を畏み、誠を止として欺くこと無きなり。
農者は、耕し培いやしなって稼ぎ休を知らず。
工者は、法に存め美ものを作り厭を知らず。
商者は、駄に荷をのせて渡り歩き倦を知らず。
蔓者は、問い習えし練り案えて投を知らず。
於て慣みて御令に盡くし、命用に於て勤め盡くさせるべし。 』


《読み方》
おおみたから は まつりごとを かしこみ、誠をむねとして 欺くこと無きなり。
食べ物をつくる者は、耕しつちかい やしなって 稼ぎ 休むことを 知らず。
器具を作り出す者は、のりのままに とどめ よきものを 作り あくことを 知らず。
商いを営む者は、うまに 荷をのせて よをわたり歩き うむことを 知らず。
わざをきそいみせる者は、問い習いくりかえし 練り考えて なげだすことを知らず。
これによって つつしみて みことのりに したがいつくし、おおせのままに おいて 勤め つくさせるべし。

《訳》
 人民はまつりことに心服し、誠を尽くして欺いてはならない。 農輩者は耕し培って、体むことなく工業者は法のままにつくり、美しくしてあ<ことなく、商業者は荷駄(うまお)い、舟で渡しまた歩み倦むことなく、伎芸者は問い習い、案じ錬って投げ出すことなく、謹んでおおせに従い、命ぜられた用務に勤め尽くすべきである。


《三波春夫の解説》
 なんという細やかな御指小でしょうか。技芸者は、“芸の道に謙虚な心で臨み、素直に先輩に習い、わが芸を完成させなければいけない”。

現代の世の中でも言えましょうね。
自分の人生を一所懸命生きること!ですねっ。

上記の、「三波春夫の解説」には続きがございますが、
来週金曜日の更新はお休みを頂戴し、次回の更新は19日(金)となります。
どうぞよろしくお願い致します。