« 前   TOP  次 »

2016年07月29日

聖徳太子憲法を読む 水の時道 政家憲法 第十五条

水の時道 政家憲法 第十五条

『造士は政を蒙らばこと敬を止として、以て高こと無かれ。
學を為すに、之の理に止まりて忠征を以てせよ。
忠はこれ、仁にして己なく、征はこれ、義にして貧なし。
以て、叛逆と好を同ばざれ。己の恨みを以て、
敵と戦わざれ。勅命の於て進み退き、忠義に生死せよ。』


《読み方》
つかさたちは まつりごとを うけたまわらば つつしみを むねとして、もって 高ぶること 無かれ。
学をなすに、この理にとどまりて 忠征を もってせよ。
忠はこれ、仁にして 己れなく、征はこれ、けじめにして むさぼりなし。
もって、反逆のともがらと よしみを むすばざれ。
己れの恨みをもって、敵と戦わざれ。
みことのりの ままにして すすみしりぞき、おおしき まことに 命を任せよ。

《訳》
官吏たちがのまつりごとを承るためには、うやうやしくして、 自己の功労を高慢にしないことことが根本に置かれなければならない。学ぶには忠征をもってする。忠とは仁にして己なく、 征とは義にしてむさぼらないことである。叛逆するものと同好することなく、私の恨をもって敵視して戦わない。すべては勅命によって道退し、忠義のためには生死を間わない。

《三波春夫の解説》
“忠というものは人から言われてやるものではなく、自分を捨てて他人に尽くす心の美しさを言うのである。

「ふん。主上の言 うことは無理だ。なあ、そうだろう」

などと言うような者とつるんではいけない。あくまでも大義を見失うな”とあります。

「心の美しさ」、忘れたくはないことですね!

ではまた、来週金曜日に更新いたします。