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2016年04月15日

聖徳太子憲法を読む 月の禮道 政家憲法 第三条

月の禮道 政家憲法 第三条

『天は尊しといえども旋りつつ地を包んで譲なす。
若それ高きに亢ぶりて、上に昇る則は天の度に非ず。
地は元より卑して定まり、天を仰いで節をなす。
然るに、定めに反きて下、反す則は地の方を失う。
人は中に在りて、天地の倫に應を法となす。
故に、王者は節を丈て政を底す。
臣庶は敬い格し命に降うべし。』


《読み方》
天は たかしといえども めぐりつつ 地を包んで ゆずりなす。
もし それ高きにたかぶりて、しきりに昇るときは 天ののりにあらず。 
地は 元より低くして定まり、天を仰いで せつとなす。
しかるに、定めにそむきて 下、こころを ひるがえすときは 地ののりを 失う。
人は中にありて、天地のみちに したがうを法となす。
ゆえに、みかどは ふしめを やわらげて まつりごとを ほどこす。
つかさたち おおみたからは 敬い ただし おおせに従うべし。


《訳》
天は尊いけれども、謙譲であって地の底までも恵まれる。もし高いところにあるからといって、たかぶって上へばかり昇れば、それは度合いではない。地は元々低いに決まっている、天を仰いで敬うのを志操とする。もし、この志操をひるがえして反抗すれば方向を失う。人倫は天地の中にあり、天地に応じて法となる。従って王者は程よく政治をし、役人は敬をいたして、君命に従うべし。


《三波春夫の解説》
“天は高みにあって下をいつくしみ、地は天を仰いで敬うのが天地の法則である。上にあることに驕り高ぶり、下を顧みることを忘れてはいかんぞ”

 上の者は下の者を思いやり、下の者は上の者への敬意を忘れてはいけないということですね。

良い、「上」の人でありたいし「下」の人でなくては!
ドコにあろうと、謙虚に頑張りましょうっ。

ではまた、来週金曜日に更新いたします。