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2016年01月08日

聖徳太子憲法を読む 契の信道 通蒙憲法 第八条

契の信道 通蒙憲法 第八条

『信は是れ義の本なり。
事毎に信を有せよ、其れ善悪も成敗も要ず信にあり。
群臣、共に信あらば何事か成らざらん。
群臣、信なくば、萬事は悉く敗われん。』


《読み方》
まことは これ けじめの もとなり。
事ごとに まことをもってせよ、それ 善し悪しも 成る 成さざるも かならず まことにあり。
つかさたち、共にまことあらば 何事か成らざらん。
つかさたり、まことなくば ことごとく そこなわれん。


《訳》
信(まこと)は義の本であるから、ひとつずつのことに信の心をもってあたれ。
事の善悪の成否の別は、要するに信のあるか、ないかにかかわるものだ。
群臣ともに信あれば、何事か成らぬことがあろうぞ。
群臣に信がなければ、万事ことごとく敗れるものである。


《三波春夫の解説》
 “すべてに信をもって行わなければいけない。官僚に信があればいかなることもできるはずである。
官僚に信がなければ、万事がうまく運ばなくなるぞ”
 信とは嘘偽りのないこと。官僚の役目に嘘偽りがあってはいけないということですね。
 この条文も、今の日本を見透かしておられるかのようです。

 新年、第一回目の掲載をご高覧頂きまして、ありがとうございました。
 「信」をもって仕事をしてまいりますので、本年もどうぞよろしくお願い致します!!

 では、来週金曜日に更新いたします。