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2015年11月27日

聖徳太子憲法を読む 月の禮道 通蒙憲法 第三条

月の禮道 通蒙憲法 第三条

『群卿百僚、禮を以て本とせよ。
其れ民を治むるの本は要ず禮にあり。
上禮なくば下齋しまず、下禮なくば必ず罪あらむ。
是を以て、君と臣に禮あれば位次亂れず、
百姓に禮あれば國家、自ら治まらん。』


《読み方》
“つかさたち 百のつかさびと、礼をもって もととせよ。
それ 民(おおみたから)を 治むるのもとは かならず 礼にあり。
上(つかさたち)礼なくば 下(おおみたから)つつしまず。
これをもって、君(みかど)と 臣(おみ)に礼あれば 位次(くらい)乱れず。
百姓(おおみたから)に礼あれば 国家、自ら治まらん。”

《訳》
 公の仕事に就く者は、礼を本分とせよ。民を治める肝要は礼にある。上に礼がなければ、下は整わない。下に礼がなければ、必ず犯罪がある。従って君臣に礼があれば、位の次第は乱れず、百姓(農民を指したのではなく一般人民)に礼があれば、国家は自ら治まるのである。

《三波春夫の解説》
 第三条は"人間が生きてゆくためには礼節を忘れてはいけない。上が乱れたら下は必ず乱れる。犯罪も起こる”と説かれています。
「礼に始まり礼に終わる」という教えはここに始まったといえるでしょう。

 日本はもちろん、地球上の人間すべてに「礼節」があったら…。
では、来週また金曜日に更新いたします。