« 前   TOP  次 »

2011年04月29日

昭和天皇のご下問 3

「三波春夫でございます」より

 国歌の吹奏が始まり、右手の小高い丘の上に、陛下のおでましです。


時の中曽根首相ご夫妻や三権の長のご夫妻からのご挨拶におこたえになるお姿が、拝されました。陛下は、お帽子と手袋を手にされて、少し前かがみの姿勢で、人々のご挨拶に答えながら進まれます。ご招待客のうち、まず江戸英雄氏にご下問があり、次に、当時三原山噴火の災害に見舞われた伊豆の大島町長にねぎらいの言葉をおかけになり、しだいに私たちの順番が近づいて参りました。
 もう、そのお声がはっきりと聞こえる近さです。ゆっくりと玉砂利を踏んで進まれる陛下の、「あっそう、それは良かったね、あっそう」という独特のおことばです。
 そのお声に、私どもが緊張感だけではない、えも言われぬ安堵を覚えるのは、なにゆえなのでしょうか。「陛下こそ、上代以来わが国が、連綿とひと筋に伝えてきた歴史を象徴なさるお方なのだ。そのことに、私ども日本人として陛下を上にいただいていることの心のやすらぎを実感することができるのだ」――あらためてその思いを言葉に置き換えてみれば、そんなことになりましょうか。

BS日テレにてオンエアされた19日の「トクセン」、24日の「歌藝のすべて」をご覧下
さった方々からたいへんにご好評を頂戴しまして、ありがとうございました。
内容が充実していたというお褒めの言葉が多く、本当にうれしゅうございました。

さて、来週の金曜日は更新をお休みさせて頂きます。
次回は5月13日に更新いたします。
よろしくお願い致します。