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2010年02月19日

十五万六千円の結納金 1

三波春夫著 「三波春夫でございます」より

 これだけ働いたから、どれだけの収入があって、生活に必要な分がこれだけ残って、また、これだけ働いて・・・・・・。


それを考えるだけでも面倒くさい。そんなことを考えるより、お客様の前で歌や芝居をご披露しているほうが、どれだけ楽なことか。
 今の世の中で金勘定ができない男がいるのかと言われたりするのですが、実際にここにいるのですから、笑わないでください。お金に関してはいまだに苦手です。
 だから、正直なところは、お金に関しては家内にまかせ。四十年間も苦労をわかち合ってきた夫婦ですが、私のこの”特技”ばかりは、家内もとうから諦めているようです。

 あくまで私の個人的な考えなのですが、演者は、私生活においてお金の勘定をしないで済むならばしないに越したことはないと思ったり致します。もちろん生活上の普通の算数は必須事項ですが、余計なことでお金勘定をしていると、どうしても人相に出るような気がするのです。そのデンで言いましたら「みんな妻任せです」という三波はよかったでしたが、その分母は大変でした(笑)。
 ではまた、来週金曜日に。