
確かにそのとおりだと思いました。
仕事の時は誰しも、これが最高だと信じて取り組みます。
私の経験ではバンドマンたちは歌い手の背中を見て、どれだけ気合いを込めて歌っているかを判断し、演奏しています。歌手の背中が一生懸命であれば、彼らも一生懸命演奏します。
そこには、言葉ではない全身によって表出し、全身から滲み出て来るサイン、オーラのようなものが確かに存在します。「子供は親の背中を見て育つ」という言葉があるくらいですから・・・・・・。
両者が自分の持ち味を百パーセント発揮してこそ素晴らしい歌や芝居になります。それでこそ堂々とお金がもらえて、仕事の喜びが味わえる。いつまでも、そうでありたい。それには、すでに稽古のときから、「一歩引いて意見を言う」のが肝要だと今では会得した気がします。カッとなっては、ひとつもいいことはありません。
ある動物学者が言ってました。犬をガンガン叱りつけていたら、体内の毒素が急激に増えてくる。人間もこれと同じで、子供はほめてから叱れと・・・・・・。
三波の公演のバンドメンバーは、終演後に皆「今日も『やったーっ!』って気がする」と…。そう口に出す方もいれば、ドッと疲れた方もいて。三波春夫の歌は、ふつうサイズの歌謡曲はまだしも、長編歌謡浪曲の伴奏をするとなりますと、根本が浪曲の伴奏である三味線のテを演奏することになるので、バンド本来の洋楽要素だけではなく、超がつくほど“間(マ)”が大事、ニュアンスも大事。それを大勢で息を揃えて演奏するのは、指揮者も大変でプレーヤーも汗!です。
でも、「プロの仕事をしたーって感じ、を持って、一日の仕事が終われるのが良い」と、いつも頑張ってくれていました。
ではまた、来週金曜日に。
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