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2010年01月22日

短気は損気 2

三波春夫著 「三波春夫でございます」より

ある著名な評論家の方がこんなことを教えてくれたことがあります。


「ほめるが先か、けなすが先か。それはどちらが先であっても、人はけなされたことが頭に残ってしまいます。ほめられたことは忘れて、いやな気持ちだけが印象づけられてしまいます。かといって、注意することも大事です。ただほめるだけでは相手にとってもよくない。一番いいのは『いや、あなたのこの場面は素晴らしかった』とまず評価する。誰だって悪い気はしません。そのあとで、『あそこの場面は、こういうふうにするとよかったんじゃないでしょうか』とさりげなく注文をつける。自分は一歩引いて意見をいう。これが肝要だと私は思いますね」

 本文で評論家の言葉が書かれています。
実演家に関わる評論には舞台評論がありますが、三波は舞台の評論家の方々のご意見もきちんと拝聴していましたが、やはりお客様のご感想をとても大事にしていました。浪曲家だった若い時期には、自分の舞台が終わったあとにすぐに着替えてちょっと帽子などを被って変装?し、お帰りになるお客様の人波に混じって歩いて、どんな感想をおしゃべりしていらっしゃるかを聞くこともしていたようです。
 ではまた、来週金曜日に。