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2009年11月13日

痔になった先生 3

三波春夫著 「三波春夫でございます」より

 ある日のこと、家に帰ると家内がいうのです。「先生から電話があって南篠さんの稽古熱心にはかなわない、痔になりそうだ、自分のレッスンが終わったら帰ってほしいといわれました」。


まさかそんなことにはならないだろうと、それまでと同じようにあと一回、もう一回と先生にレッスンをお願いしました。私には三ヵ月でレッスンが上がらなければならぬという覚悟があったのです。ある時手土産を持って教室をのぞきに来た家内が、先生と話していたと思っていたら、私の腕を引っ張って、「今日はかえりましょう」といいました。
 何が何だか解らずに、家内について素直に従って外にでると、「あなた、大変」といいます。てっきり教室を追い出されたのかと思いましたら、「いや、違うの。先生が痔でとうとう入院なさるそうです」。
 その後、ヒット賞のパーティーなどでお目にかかると「三波さんの熱心さにはまいりましたよ」と上機嫌で話しておられましたが、私はそのたびにそうっと先生のお尻のあたりを眺めてしまうのでした。御免なさい……。

 三波の特徴である、藝への猪突猛進ぶり…。ちなみに三波はイノシシ年の生まれでした。先週の“「B型」だった”に続いて、プチ情報でした。
 ではまた、来週金曜日に。