
さて、現在の日本の歌謡曲を区別してみると、本格派、俗曲調、民謡調、艶歌調(えんかちょう)、そして浪曲調という型ができているように思われる。最近、前身が浪曲家でなかったものの中にも、浪曲調に屈する歌い手が出てきていて、これはなかなか興味ある問題だと思う。
かつて私は、浪曲家くさくない浪曲家になろうと努力した。それは、「坊主臭い坊主は、ほんとうの坊主ではない」といった、伊豆の修善寺の叔父黙雷和尚の教えであったが、いまもやはり、私は流行歌手臭くない歌手になろうと、心がけている。
<八島>
例えば、ライターを気取るような臭いライターは本物ではない。芸能マネージャーくさいマネージャーは本物ではない、ということでしょうか。それっぽくなぞって満足しているようでは、まったく超未熟という…。昔からある説教は、スルドイですね。
さて、本日分で随筆は終了です。明日からは、同じ本に掲載されている「詩」をご紹介します。
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