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2009年07月21日

イブ・モンタンと雲右衛門 7

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

 浪曲の節をやってみて、しみじみと先輩たちが磨いてくれたフシが、民族の歌として立派に残っていることを、思わずにはいられなかった。


 最近の日本調の歌謡曲の中に、どんどん浪曲の節がとり入れられていて、(中には思わず苦笑させられるようなものもあるが)考えて見れば、これなど先輩の貴重な遺産と感謝しなければならぬ。
先日ある方が心配してお便りを下さった中に新聞評があり、「三波から浪曲を抜いたらダメだ云々……」と、書いてあった。そこで私は、またしても苦笑しなければならなかった。

<八島>
 なんでもあり、という風潮ではなかったですから、歌手の衣装や歌い方について喧しく批評された時代。三波春夫というデビュー5年目の歌手についてもいろいろと書かれていた時代です。