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2009年07月31日

時代物と私 3

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

 実は浪曲の修業時代、私は現代物ばかりやっていたのである。ところが、まだ駆けだしの素人みたいな浪花節語りが、下手くそな現代物をやっていたのでは、どんなに熱演してもお客様は楽しんでくれるはずがない。私がいくら天狗でも、客席の反響ぐらいは分る。


 悶々とすごすうち、上村五郎さんという先輩が、
「南篠君。君の浪曲は間がまるでなっていない。芸の呼吸を会得するのは、時代物でなくちゃ駄目だ。私が一席付けてあげるから、君やってみるか」
 と、私にいってくれた。

<八島>
 時代ものは、お手本となる藝を見たり聞いたりすることが出来ます。基礎として古典を勉強してから、新作に挑むべきなのでありましょう。何事も基本を身につけてから、ですね。
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 ではまた、来週月曜日に。