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2009年07月24日

イブ・モンタンと雲右衛門 10

三波春夫著 「すべてを我が師として」著 お知らせより

 それにしても、最近読んだ雲右衛門の伝記の中に、九州から大阪までのぼって来た彼に対して、当時の某新聞がものすごい人身攻撃記事を書き、連日迫害を加えたために、彼は晴天にもかかわらず、母衣(ほろ)をかけた人力車で楽屋入りをするほどの辛さを味わい、懐に自殺用の短刀を入れて、決死の覚悟で舞台に上ったと書かれてあった。しかし、劇場は連日大入りで、客席は割れるような大喝采。千秋楽を迎えて、さすがの雲右衛門もこのときは、お浜さんの手をとって男泣きしたという。

<八島>
 雲右衛門は日露戦争の頃の軍国主義日本という中で活動した人であり、その浪曲の中には思想的な要素を含むことがあったようです。
 さて、オフィシャルサイトの“お知らせ”のコーナーでご紹介しておりますが、22日に新しいアルバムがリリースされました。『三波春夫歌舞伎座特別公演20年の歴史主題歌集』です。芝居の主題歌としての20曲。それぞれ3分~4分の楽曲の中には、ギュッと三波春夫の力が詰まっています。
お聴き頂けましたら幸いです。
 ではまた、来週月曜日に。