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2009年06月15日

長谷川伸先生にお目にかかって 13

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

 そこへ、そのボーイさんは新聞を片手にやって来て、カーテンを開け、わざわざ帽子をとって「先生、ただいまはすみません。すっかりカン違いしておりまして……。門司下車の寝台券をお預かりしてありましたのに、申しわけないことをしました」と、丁寧にわびた。


 今度は私のほうが恐縮して、寝台からとび起き、「いや、とんでもない。こちらこそ、どうもどうも……」というようなわけだった。