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2009年05月27日

噫々吉川英治先生 17

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

 「吉川先生、ほんとうにお疲れになったことでございましょう。この旅行が終わりましたら、すぐに先生のところに寄せていただきます。
 御仏になられた先生には、もうお忙しいことも、わずらわしさもないことでございましょう。生前お目にかかれなかった先生に、今度は遠慮なくお邪魔させていただき、お話も伺いたいと存じます。


 いいえ、お言葉は聞けなくとも、きっとあのお優しいお顔がさまざまなことを話して下さるでしょう。私はそう信じております。」 
                              秋田の宿で。

<八島>
 昭和37年11月、“三波春夫”の作詞で「吉川英治先生の霊に捧ぐ」というサブタイトルの『巨匠』をリリースしています。その頃の作詞は、“北村桃児”というペンネームで統一して仕事をしておりましたので、この歌は特別な思いで発表したのが分かります。