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2008年08月06日

水上会談 9

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

「ハハハ、そうなるね。南篠君。仕事は戦争だ。やる前に十分考えて、敵に勝つ見込みがなきゃあ、やってはいけないと、わしは思っとるよ。戦いは勝つためのものだ。君は浪曲家としても、今日まで独学でやってきた。そして、声にしても、節にしても、また会話にしても、誰にもない独自の型を自分で作り出したんだ。


歌の世界に入っても、独自の南篠流の歌い方を作らなければいけない。そのためには、ほかのことにわずらわされてはならん。君の腹はもうきまってるはずだ。半年、大病をやりなさい。経済的な面倒はわしがみよう。遠慮なくいいなさい。いや、そうだ、こうしよう。それを君自身への投資だと思って、わしから金を借りなさい。無期限無利息だ。いくらでもいいよ」

<八島>
 “誰にもない独自の型、オリジナルなもの”は、仕事という戦争に勝つためには必需だということですね。