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2007年12月17日

文化活動に終止符 4

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

「なぜ浪曲家は、座長になったら先生と呼ばれるのか分かるかな」
 叔父の問いに対して、私が返答に困っていると、
「先生という言葉は、世の中の指導者であるからだ。芸人とは、芸をもって社会の指導にあたるものだ。このことを忘れたら、その人はもう死んだことになるのだ」


 叔父の言葉に、当時十八才の私は、自分を磨くことがいかに大きな仕事であるかということに、思いあたったものです。その言葉がいまはっきりと甦(よみが)えってくるのです。

<八島>
 指導者という考え方はこのお坊様らしいですが。世の中に藝を通してメッセージをする立場であることを、常に心得ているようにと教わった。それを三波は一生守ったと思います。