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2007年12月14日

文化活動に終止符 3

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

 こんなことがありました。私が九州地方の巡業の帰りに、修善寺へ立ちよりますと、座敷にはいる私の姿(すがた)を見るなり、
「うむ、だいぶ上達して来たな」
 と、いうのです。


 両手をついて挨拶しようとした私は、思わず背すじに冷気(れいき)が走るような感じを受けたものでした。
 一歩座敷(ざしき)に踏みこんだだけで、そのときの瞳の配り方、物腰が、その人間の心の修業の深さを物語るのだと、叔父は私に教えてくれました。

<八島>
黙雷さんでなくても年嵩になれば若者の成熟度は見て取ると思いますが、若いときの三波はただただひたすら素直に、黙雷さんを師と仰いで一生懸命だったのです。
 ではまた、来週月曜日に。