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2007年12月11日

シベリヤの春 20

三波春夫著 「すべてを我が師として」より

 監視(かんし)の歩哨(ほしょう)もつかず、私たちは二人だけでおもてへ出ました。何年ぶりかで味わった、人間らしい自由。バスに乗ると、
「おお、ヤポンスキー」
 と、料金も取らず歓迎してくれます。


 こうして、つぎつぎに収容所めぐりをしているうちに、第一回のハバロフスク地方文化コンクールが、コムソモルスクで開かれることになり、私の浪曲も、演劇『どん底』とともに、地区代表として選ばれて出場することになりました。

<八島>
捕虜が人間らしくバスに乗れた…嬉しかったでしょうね。