
しかし、その後(のち)には、冗談にも帰国したいなどといえなくなるほど、シベリヤの民主運動は活発に展開されはじめたのです。
私の新作への意欲も、社会主義という新しい思想を土台にして進みました。
各地区の政治活動は熱気を帯びて盛りあがり、私は浪曲という武器を持って、各収容所を巡回(じゅんかい)政治活動の先頭に立つようになったのでした。
作業を免除された私は、地区本部の日本人の政治指導者とともに、リュックサックに紋付袴をつめこみ、収容所を後にしました。
<八島>
そうせざるを得なかった、そうしなければ帰れなかった、というのが三波の当時の活動への率直な感想でした。
| Sun | Mon | Tue | Wen | Thu | Fri | Sat |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 |